こんにちは! 冬なっつ です。
今回は、ヨウシュヤマゴボウ のドライフラワーをご紹介します。
ヨウシュヤマゴボウといえば、子供の頃につぶした黒い実の赤い液体を色水にして遊んでいましたよね。。服を汚して怒られたり。
そんなヨウシュヤマゴボウですが、簡単にキレイなドライが作れるので今回紹介することにしました♪

【 ヨウシュヤマゴボウ の生花写真 】
雑草扱いされる植物ですが、最近では花屋さんでも売っています。
よく見るとブドウのように連なる黒い実と赤い茎や枝、大きな緑の葉が魅力的な姿をしていますね^^
高温多湿な夏でもキレイなドライにできるのでぜひ作ってみてくださいね。
ヨウシュヤマゴボウは秋遅くまで新しい実を付けるので秋でもドライが作れます。(ただし熟しすぎの房はNG)
ドライにしても形が美しく色もキレイです。意外と丈夫なので手作りにも最適。もちろん単独で飾っても風情がありますよ^^
お庭や道端、花屋さんで見つけたらためしてみてくださいね^^

【 ヨウシュヤマゴボウ の生花写真2 】今回は上の写真のように房ごとにカットしたものをドライにしています。枝全体のドライではありませんm(_ _)m
※ここで紹介しているドライフラワーはすべて逆さ吊りの自然乾燥またはエアコンのある部屋で乾燥させています。
※注意 逆さ吊りの自然乾燥の作り方は、ドライフラワーが失敗なく100%キレイにできることを約束したものではありません。ご了承ください。m(_ _)m
~ ヨウシュヤマゴボウ のドライフラワー 乾いてもキレイなグリーン♪~

ここではまだ熟していないグリーンの状態のものを先に紹介します。こういう状態↑のものですね。
(黒く熟した状態のドライは後ほど。)

【ドライの正面写真 】こちらが、ドライフラワーになった ヨウシュヤマゴボウ の写真です。
生花のときよりも軽やかな印象になりました。
実の形がミニカボチャのような形をしていて可愛い!乾燥しても実の色が濃いグリーンになっているところも嬉しい♪
キレイなグリーンの実モノは数少ないのでこれは貴重ですよ!
乾燥した実は硬く壊れにくいです。
実が簡単に落ちてくることはありませんので扱いやすく手作りにもおススメです♪
乾かすまでに掛かった日数は、7月中旬にエアコンなしの部屋で乾燥させて5日でした。

【ドライの左斜め写真 】
赤くなった房の芯の部分も色が赤いまま残っています。
芯の強度もしっかりめ。。

【 ドライ全体写真 】
全体で見ると表情があり見た目楽しいです♪手作りに使いたくなりますね~^^
芯のラインが曲がっていますが、もともと曲がっていたものは逆さ吊りにしても直しにくいです。
しかし曲がったほうが表情もあり動きもあります。ラインの流れを楽しみましょう。

【ドライを器に挿した写真 】
器に挿して飾るなら、枝ごと乾燥させたものを使ったほうがいいですね・・・
枝ごと乾かしてもうまくいきます。
乾燥すると花は目立たなくなりますが、それ以外はキレイに乾きますよ。

【 ドライ2ヶ月後の写真 】
このとき9月中旬ですが、少し色が鈍くなったようです。

【 ドライ4ヶ月後の写真 】
4ヶ月経過したわりにはキレイな状態です。実が落ちることもありません。

【 ドライ5ヶ月後の写真 】
4ヶ月後とほぼ変わりありません。
色の変化はありましたが、実が落ちることもなくしっかりと形をキープしているのでドライ素材としては優秀です!
~ ヨウシュヤマゴボウ のドライフラワー2 黒い実も美しいドライに♪ ~
お次は熟した黒い実のドライ写真を一部ですが載せておきます。

このように黒い実もキレイなドライになります^^グリーンと黒の実が混ざったドライもステキですよ♪
ただ、黒い実のほうが乾かすのに2~3日長くかかります。
乾燥しても黒い実が落ちることはありませんが、雑に扱うと実が落ちることあるので注意してください。

青い実のドライも良いですが、黒い実のドライもまた魅力的ですね♪
こちらも数か月経過してもほぼ変わることがなく、実が黒いので変色も気になりません。
ヨウシュヤマゴボウをドライにする際の注意点
熟した黒い実をドライにするなら知っておいてもらいたいことがあります。
それは、熟しすぎたヤマゴボウの房は避ける。です。
熟しすぎたヤマゴボウとは、房の先端まで実が黒く膨らみ、房の中心となる芯が茶色くなっているものです。こういうヤマゴボウは避けてください。
なぜ熟しきった房を避けるのかというと、乾かすのにとてつもなく時間がかかるからです。
下の写真のように熟して間もない房なら1週間程度で乾くので問題ありません。

【 熟して間もないヤマゴボウの房↑これはOK 】
もし熟しきったヤマゴボウを夏に乾燥させたら、ドライの完成は来年になります。。
来年の完成までずーーーーーっと乾かし続けなければいけないのです(/ω\)
冬なつはこのジュクジュク状態のものをエアコンなしの部屋で乾燥てドライが完成したのがなんと翌年の3月でした・・・。
―――もう、ホント捨てたかった。。悪いけど・・・(T_T)
黒い実のヤマゴボウのドライを作るときは、熟しすぎの房は避けてくださいね~!!
また、黒い実の汁で服などを汚さないように注意してください。
ヨウシュヤマゴボウ のドライフラワーを作ってみた感想
・自然乾燥で簡単にドライにできて仕上がりもきれいです。実の形がおもしろい♪
・丈夫で扱いやすく、手作りにもおススメ。
・黒い実をドライにするなら、熟しすぎない新しい房を選んでください。
ヨウシュヤマゴボウ について 基本情報

【 ヨウシュヤマゴボウ 】
科名・属名:ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
原産地:北アメリカ
和名:洋種山牛蒡 英名:pokeweed、inkberry
花言葉:野生、元気
開花期:5月~10月 花色:白
切り花の出回り時期:5月~10月
ヨウシュヤマゴボウは背が高く大きな葉にブドウのような房状の実、枝や茎が濃いピンク色の姿など、とてもインパクトの強い植物です。
雑草扱いされるだけあって、生育力・繁殖力が強くアスファルトのすき間からでも大きく成長するほど。
5月に白い花を咲かせて結実し、秋になると結実した実が色付く様はまるで黒ブドウのようです。
ただ場所によっては7月頃から実が黒く色付きはじめるところもあります。
ヨウシュヤマゴボウは、花が咲く→実を付ける を10月~11月まで繰り返しますが、寒くなると地上部が枯れてしまいます。
寒さで立ち枯れて黒い実がドライフラワーになっていますが、実が下向きに垂れてしまっているので形が悪くあまりおすすめできません。

――ところで、ヨウシュヤマゴボウの「ゴボウ」とついているのは、葉や根がゴボウに似ていることからそう呼ばれています。
似ているだけであって食べられないので、けっして口にはしないでください。
ヨウシュヤマゴボウは葉や実、根に毒があります。
鑑賞用として楽しむには問題ないですが、くれぐれも口にすることのないように注意してください。
また、お子さまの誤飲等がないよう手の届かない場所に置いてお楽しみくださいm(_ _)m
また、黒く熟した実の赤い汁は服についてしまうと洗濯で取れないシミになります。
取り扱う際は、エプロンなど汚れてもかまわない服装で行いましょう。
雑草扱いされているヨウシュヤマゴボウですが、切り花の実モノとして花屋さんに出回るようになりました。
おもに5月~10月に出回ります。
切り花で楽しむときは、葉はしおれやすいのでなるべく取り除いてください。また、茎の先端を斜めにカットして水の吸い口を広げましょう。
ドライフラワーにするなら、新鮮なうちに乾燥させてください。
終わりに・・・
ドライフラワー ビフォー・アフター、今回は ヨウシュヤマゴボウ をご紹介しました。
厄介な雑草扱いですが、切り花やドライフラワーとして楽しめるとても魅力的な実モノ素材です。
夏でも簡単にドライフラワーにできるうえに変色や型崩れもないのでおススメですよ♪
見かけたら試してみてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
それでは、また覗きに来てやってください。^^
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