こんにちは! 冬なっつ です。 「冬なつ」 とでも呼んでくださいね。
当ブログを見に来てくださってありがとうございます♪
今回は、枝モノとして人気の「 アセビ 」の花の可愛い飾り方を紹介します。
アセビをお庭に植えている方や鉢植えで育てている方には、おススメの内容になっています♪
こちらがアセビの花の写真です。↓

枝物(枝モノ)とは、おもに樹木から剪定した木の枝を「枝物」という部類で呼ばれています。
人気のドウダンツツジやミモザ、桜、ライラック、雪柳などは枝モノです。
3~4月頃に美しいアセビの花が咲きます。小さな釣鐘型の花が房状に連なって咲く姿は本当に美しく見事なのですが、花が終わっても摘まずにそのままにしておくと結実してタネをつけてしまいます。
アセビはタネをつけると株が弱り、来年に咲く花の数が減ってしまいます。
そのため、タネをつけさせないために花がら摘みをしなければいけません。 ―――そこで、
どうせ摘まないといけないのなら、早めに摘み取って部屋に飾って楽しんでみてはいかがでしょう?^^
もちろん「お庭で楽しむ用に残しておいて、家で楽しむのは少しだけ。」でいいのです。
アセビの花は少しの量でもキレイに飾ることができるのです。
今回の記事は、こんな人におススメの内容です!
・ アセビをお庭に植えている、または鉢植えで育てている
・ アセビを育てるか迷っている
・ アセビの花を可愛く飾ってみたい
そしてこの記事の飾り方は、
・ 少しの量の花でOK
・ 初心者でも生けられる(一つの器に1種類)
・ 短時間で簡単に作れる(所要時間 5分~15分)
・ スズランのように楽しめる
このように簡単に可愛く飾ることができますよ^^♪
少しの量のアセビなら、もし花が落ちて散らかったとしても少量なので掃除の負担がかかりません。
また、花は落ちる前に処分すれば散らかる心配もありません。もちろん花の終わりのタイミングもお伝えします。
アセビは形が独特なので、部屋に飾るといつもと違った新鮮な雰囲気が楽しめますよ♪少しですが良い香りも楽しめます。
お庭にアセビがある方は、ぜひ部屋に飾って花の美しさを味わってみてくださいね!!^^
なぜアセビの花を飾るのか? ~ 冬なっつのひとり言 ~
※この章は、冬なっつの独り言なので興味の無い方は遠慮なくすっ飛ばしてください。。m(_ _)m
世間ではアセビは画像系のSNSなどで葉のグリーンを楽しむ枝モノとして大変人気があります。
ただ、人気があるのはあくまで葉であって花ではありません。切り花としてアセビの花を飾った写真はとても少ないのです。

【 アセビの葉の写真 】こちらは赤い新芽が出だしたアセビです。新芽や葉が若いと長く持たないので、葉を生けて飾るなら葉がしっかりと硬くなった頃のアセビがおすすめです。
葉だけのアセビはグリーンが美しく使い勝手もよく、長持ちします。
――― 葉が人気なのも頷けます。葉の美しさが注目されるのはとても良いことです。
しかし、アセビの花は葉ほど注目されていません。
こんなにキレイで可憐な花だというのに、なんて勿体ない・・・!! ><

こんなに可愛い花をしているのに世間では花は後まわしなところが冬なつは残念で仕方がないのです。。
確かに花は3~4日くらいで終わってしまうし、写真のように花がメインの切り花(枝モノ)として売ってないので、鉢植えか庭で育てるしかありません。(※春ごろに花屋さんでちょびっと花が付いた枝モノはある。)
花は終わりになるとポロポロと落ちて散らかります。花や葉、茎、株全体に毒のある植物です。
それでも、花だって短いけど充分楽しめるんだぞ~~~っ!! ―――ということを今回思いっきり伝えていきたいと思います。(毒はありますが、口にしなければ問題ありません。)

アセビの花のあまりの美しさに2年越しでやっっと手に入れた屋久島アセビ。。
この屋久島アセビは白い花とうす黄緑のガクがなんともエレガントなのです。(花数が少ないのは、生ける用にカットしたあとに撮影したから。。)
スズランにも負けない清楚さを持つアセビの花、部屋でもこの美しさを味わっていただきたいです。
~ アセビの花の可愛い飾り方 ~
① アンティークグラスに生ける
アセビの花(とくに白)は上品でエレガントな雰囲気を持っているので、クラシカルでアンティークなものとよく合います。

写真はアンティークグラスにアセビの花を生けたもの。グラスの下に敷いたコースターもアンティークです。 ――― なかなか合いますよね!

グラスに水を入れて・・・

カットしたアセビを3本くらい麻ヒモで束ねます。(アセビの花は頭が重いので、茎が短い場合は束ねたほうが生けやすい。)※買ったばかりなので茎が短いです。
水に浸かる葉は取り除きますが、葉は取り過ぎないように残しておきましょう。

グラスのフチに一部の花を寄りかからせて生けます。
アセビの花をアンティーク雑貨にディスプレイ
グラスに生けたアセビをさらにアンティーク雑貨達のなかに置いてみます。


なかなかいいカンジですよ~。^^ この写真だけならスズランにも負けてないですね。
※アセビは有毒植物なので絶対に口にしないでください。また、使用した食器などは洗剤でよく洗ってください。

それにしても左のスプーン大きいな・・・いつ買ったのかぜんぜん記憶にないぞ(汗)
② ピッチャー、またはジャグに生ける
ピッチャーやジャグに生けて飾るのもステキです。アセビは和の雰囲気の花と思われがちですが、じつは西洋風のアレンジにもピッタリなのです♪


大きめのジャグなどにたっぷり生けて、贅沢に楽しむのも良いですよ♪ こちらも茎が短い場合は麻ヒモで束ねてから生けましょう。
写真のアセビは満開時の花なのであと3日ほどで花がポロポロ落ちてきてしまいます。花で散らかるのを防ぐためにジャグの下にはクロスかマットを敷いて楽しんでくださいね。
③ 和風の盆に生ける
ここからは和風の楽しみ方のご紹介です。日本原産のアセビはやっぱり日本の和がよく似合います。

盆の上に和の雰囲気の花を小さいサイズの器やガラスに生けてみました。
花の名前は 手前のアセビから左にクリスマスローズ、その奥があけびの花、右奥がツルニチニチソウ。脇に置いた葉はアスチルベの葉です。
1つの器に1種類の花を生けてるだけなので難しいことはありません。
上手く生けようとせずに、生けてみて自分が「かわいいいな♪」と思う位置に生ければOKですよ!!

アスチルベの葉を取り除いて撮った写真。
スッキリとしてなんだかこちらのほうが和らしくなったみたい・・・。 余談ですが、あけびの花はポロポロと落ちるので花を生けるのに向いてません。。
それでもあけびがあったほうが和らしいので、なんとか入れてみました。
和の盆を漆器の菓子皿に変えてみる
盆に飾ったアセビやその他の花を漆器の菓子皿にのせてみました。
ちょっと写真の角度が強くて見づらいですが・・・ (T_T)

しまった・・・「手前は低く、奥は高く」の配置を忘れてた・・・(/ω\)

春らしい日本の和をイメージした楽しみ方もまた新鮮ですよね♪^^
日本の春の花って桜ばかり注目されて勿体ない気がするので、日本の春の花がもっと親しまれるといいな~と思います。
アセビの花が終わる頃の見納めのタイミング
アセビの花は終わりが近づくと、
水替えや少しの衝撃で花がポロポロと落ちて散らかってしまいます。
大量に花が落ちて掃除がタイヘン・・・なんてことにならないように、見納めのタイミングをお伝えしておきます。
基本的に、満開時の花を生けたら3日と思ってください。(多少日数がずれることがあります。)
下の写真をよく見てみると釣鐘のようにふくらんでいた花がガクの先あたりで凹んでいます。

こうなるとそろそろ終わりが近いサインです。そして・・・、

さらに経過すると花の一部が茶色く変色し始めます。変色を始めたこのあたりで処分してしまいましょう。
写真ではまだ鑑賞できそうで勿体なく思われますが、心を鬼にして処分してください。これ以上の鑑賞はあまりおすすめできません。
ここからさらに変色が進むと花がとめどなくポロポロ落ちていきます。(掃除がタイヘンです。)
散らかるのが心配な方は、この見納めのタイミングを押さえておくといいですよ。
丈夫で育てるのにおすすめの庭木 ~ アセビの花の基本情報 ~
最後に、アセビの基本情報を載せておきます。
アセビのことをよく知らない方や興味がある方、育ててみたい方は参考にしてみてくださいね^^

アセビはツツジ科アセビ属の常緑低木で庭植えや生け垣、公園にもよく植えられています。
原産地は日本・中国・台湾など。和名はアセビ(馬酔木)と書きますが、アシビ・アセボともいいます。花言葉は「犠牲」「献身」「あなたと二人で旅をしましょう」などです。
――― ここでアセビに関する大事なお知らせがあります。それは、
アセビには毒があるので注意が必要です。
株全体のどこの部分にも毒があります。馬酔木と書かれるように、馬がアセビを食べるとグラヤノトキシンという毒にあたって酔ったようにフラフラになってしまうのです。その姿が由来となり漢字で馬酔木と書かれています。
アセビの毒は人が口にすると 腹痛、下痢、おう吐、呼吸・神経麻痺などの症状を起こします。アセビを挿した水も飲まないでください。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では屋外で楽しんで室内には置かないでください。もしくはお子さまの手の届かない場所に置いてお楽しみください。ペットのいるご家庭も同様です。
アセビは絶対に口にせず、アセビを生けた器は洗剤でよく洗い、手も石鹸でよく洗っておきましょう。
アセビには毒がありますが、口にはせず手や食器をよく洗っていればとくに問題ありません。

アセビの花は3月~4月に咲き、釣鐘状の小さな花が房状になって咲く姿が可愛らしいです。花色は白・赤・ピンクがあります。下の写真はうっすらとしたピンク色のアセビです。
その下の写真は園芸品種の写真です。↓

2~3月あたりから花付きの鉢植えが出回ります。冬なつが買った屋久島アセビは¥1200くらいだったと思います。上の赤いアセビはそれよりもひと回り小さくて¥1300くらいでした。

切り花ではアセビの花は出回っておらず、葉だけの枝モノなら年中出回っています。春にはアセビの花がちょびっと付いてる枝にも出会えます。

草丈は大きいもので2.5ⅿになりますが、剪定すればコンパクトに育てられます。
耐寒性・耐暑性・日陰にも強く、丈夫で育てやすいです。ただ、日光が少ないと花が咲きにくくなります。
花が終わったら花がらをカットしてタネをつけさせないことが大事です。花が終わったら枝をすき込むように剪定します。
剪定はそんなに難しくはありません。たとえ切り過ぎてもまた生えてくるので枯れる心配はありません。
いちばん良くないのは、「剪定しないこと」です。
剪定しないと株は弱り、茂りすぎて形も悪くなり風通しも悪くなります。剪定は必ず行いましょう。
「アセビの花を部屋に飾ってみたら・・・」気付いたことと感想
最後にアセビの花を自分なりに飾ってみて気付いたことや感想などをこちらにまとめておきます。
・ 庭では味わえない花のディテールや美しさ・香りの良さが味わえる
・ 独特な花の形が新鮮で洋風・和風のアレンジどちらにも合う
・ 花が落ちるタイミングを掴めば散らかる心配もない
――と、こんなカンジです。
お庭にアセビがあるご家庭なら、少しカットして水に挿してみてください。庭では気付かない新しい一面を発見できますよ^^
現代は時間に追われるばかりで花を楽しむ余裕もあまりありませんよね。
せっかく買ったお花や飾ったお花がすぐダメになってしまうとガッカリするのもわかります。
いつの時代も長く楽しめる花やグリーンは確かに魅力的ですよね。
その点アセビは、短い期間でしか楽しめません。満開の花なら3日が限度です。
アセビに限らず、毒があったり長く楽しめない花は他にもたくさんあります。一緒に写したあけびの花も生けてるそばから散らかるので室内に飾るのは向いていません。
でも、私は飾って良かったと思います。
寿命の短い美しい花を少しの間だけ部屋に飾って愛おしむ。 そこがまた日本的ですてきなことだと思いませんか?
楽しめる期間は短くとも、その花と出会い、過ごした時間を大切にする。 忙しい時代にそんなお花の楽しみ方も贅沢でいいものですよ♪^^
――― たまには味わってみてくださいね。
終わりに・・・
今回は久々にビフォーアフターシリーズ以外の記事を書きましたが、「やっぱり生きているお花っていいものだな」とつくづく思いました。春はいいですね・・・。
そうして今回の記事でわかったことがもう一つ、
――― 漆器を買うなら高いものを買うべし。。。
和のアレンジで登場した漆器の菓子皿。じつはこの菓子皿は頂き物なのですが、良い漆器なのです。
写真で写してみると高い漆器はやはり違います。(安物は一発でバレるよ。。怖いね! >< )
漆器を買うならたとえ高くとも良い漆器だ!!と、思い知らされた今回でした。
買う予定ないけど漆器っていいですね~。欲しくなるわ~ (´Д`)
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!!
それでは、また覗きに来てやってください♪
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