こんにちは! 冬なっつ です。 冬と夏をあわせて冬なっつ・・・笑
「冬なつ」 とでも呼んでくださいね。
当ブログを見に来てくださってありがとうございます♪
今回は、キッチンガーデン風のフラワーアレンジをご紹介します。

今回のキッチンガーデン風のアレンジは、お花は1種類と赤い実物だけ。あとはすべてハーブや野菜の葉っぱだけを使っています。
今回キッチンガーデン風フラワーアレンジを紹介する理由は、
感染症の影響で家にいる時間が増え、野菜やハーブを家で育てる方が増えています。
野菜やハーブが順調にグングンと育ってくれるのはいいのですが、
ちょっと葉っぱ茂りすぎとか、茎が伸びすぎとか、風通しを良くするために剪定や摘芯(※野菜や花などの成長を促すために行う作業)をしないといけないタイミングがありますよね。
とくにハーブは生育旺盛で、雑草のようにどんどん増えていく種類もあります。
剪定とはいえ、せっかく育てた野菜の葉やハーブをそのまま処分してしまうのは
なんだか勿体ない気がしませんか?
そんな時はぜひ、お部屋に剪定した野菜やハーブを生けて飾ってみてください。
「キッチンガーデン風」なので、お花はそんなに必要ありません。
剪定した葉や枝を多めに使って、お花は1~2種類。 キッチンガーデン風の花飾りはもうこれだけで充分なのです。
お花もキッチンガーデンの雰囲気に合えば、必ずしも野菜やハーブの花でなくてもOKです。
葉っぱ多めで花は少しだけなら、ハードルも下がって作れそうですよね♪
花を生けたことがない人でもできるアレンジです。
このキッチンガーデン風のフラワーアレンジは、以下のような良い点があります。
・庭で不要な花やグリーンが再利用できる。
・花が少なくても作れる。
・花を生けたことがない人でも作れる。
・庭が無く花屋さんのお花でも作れる。
・普段とは違う花飾りが作れる。
野菜やハーブをキッチンガーデン風に飾るコツ。
言うまでもありませんが、キッチンガーデンとは一言でいえば家庭菜園のことです。
日本の一昔前の家庭菜園は、植えるのはただ野菜だけの超純粋な「家庭菜園」でしたが、さまざまな要因で現在は野菜と一緒に果物・ハーブ・花も植えられるようになり、
家庭菜園から「キッチンガーデン」、最近ではフランス語で「ポタジェ」と呼ばれるようになりました。
――― そうなると上の記事タイトルはどこかおかしいですね。。。
部屋でもポタジェが楽しめます♪ ~ 簡単に作れるキッチンガーデン風フラワーアレンジ ~
・・・・・・・・・・・・・。
いや、キッチンガーデン2つも入ると文章くどいんで・・・ポタジェ入れてみました。 (単に言ってみたかったというのもある。。。)
――― さてさて本題に入ります。。。

今回は、キッチンガーデン風なので輸入モノのホールトマト缶にアレンジを生けてみました。

生けた花は、ガイラルディア 赤い実はヒペリカムです。 葉っぱのグリーンは
スイートバジル・ローズゼラニウム・チャービル・ミニトマトの葉を生けました。 手前の深緑の葉はミニトマトの葉なのですが、茎が腐りやすいのか一日で萎れました・・・(T_T)
ミニトマトの葉は やめておいたほうがいいのかもしれません。。。チャービルは以外と長持ちしました。ローズゼラニウムは夏のせいか、2~3日で葉色が黄色くなりました。
普段使っている花びんではなくトマトの空き缶を使って生けてるので、 いつもとは違う印象を受けますね。缶に描かれているトマトの赤もいいアクセントになっています。
飾る花は赤や黄色オレンジなど、寒色系より暖色系でハッキリした色の「ビタミンカラー」と呼ばれる色の花を使うとキッチンガーデンっぽくなります。
冬なつは写真のアレンジに赤色が欲しかったので、実物のヒペリカムを花屋さんで買って一緒に生けています。(ほんとは、ミニトマトを生けたかった・・・)
葉っぱは、
・オーソドックスな形の葉をベースにして特徴のある形や質感の葉を混ぜる。
・葉色が単一にならないように葉の濃い色も入れる。
この二点を意識すると、「緑の葉のかたまり」にならずに済みます。濃い色の葉は下葉などを使うといいですよ。濃い色の葉は他にケールやパセリ、ローズマリーやブロンズフェンネル、パープルセージなどがあります。
気を付けなければいけないのが、ホールトマト缶の日本語表記。。。
わざわざ輸入モノのトマト缶を使ったのは、缶の日本語表記を避けるためです!
不思議なのですが、いいカンジでカッコいい外国のパッケージの缶とかに日本語表記が混ざっていると、ガタ ―――っと雰囲気崩れませんか? 「お徳用」とか「10%増量」とか入ってるともう・・・ (´Д`) (なんてことしてくれたんだと思う。)
日本語表記の入ったパッケージを使うと、一気に所帯じみたかんじに引き戻されて残念感がぬぐえないので、輸入モノのトマト缶でかつ日本語表記の入っていないものを使いましょう・・・(汗) ※輸入食品専門店で手に入ります。手に入らない場合は下の「 キッチンガーデン風アレンジをもっと可愛く飾る方法3点 」をご覧ください。
そんなのまったく気にならない!という方は、この注意点はスルーしてください。
・・・注意点を述べてるのに、なんだか脱線しているような気がしますが・・・
トマト缶ではなく手持ちのうつわに生けるなら、素朴でシンプルなうつわが向いています。 バスケット・アイアンのカゴ・ピッチャー・ジャムの空きビンなど。
スタイリッシュでモダンなデザインは避けましょう。
(バスケットやアイアンのカゴに生けるときは、中に水を張った小さな器を置いて、そこに花などを生けます。)
色はベージュ、茶色の他に白、明るいグリーン、黄色など。
それでは、作り方の紹介に入ります。
キッチンガーデン風フラワーアレンジ ~材料と作り方~
キッチンガーデン風フラワーアレンジ ~ 材料編 ~

花:ガイラルディア 実物:ヒペリカム(赤) 葉物:バジル ローズゼラニウム チャービル 色の濃い葉
ホールトマト缶※輸入モノ 花バサミ 輪ゴムまたは麻ヒモ
※缶のフチで手を切らないようにペンチでフチを平らに均すか、セロテープなどをフチに貼り付けるなどしておくとやりやすいですよ。
※花や葉っぱ類は余分な下葉を取り除き、元気がなければ生ける前に水切り(※水の中で茎を1㎝~ ほど斜めにカットする。)で水揚げをしておきます。
※写真右にミニトマトの葉がありますが、長くもたないようなので使わずに他の濃い色の葉で代用してください。
※花は必ずしも野菜やハーブの花でなくてもかまいません。
キッチンガーデン風フラワーアレンジ ~ 作り方編 ~

よく洗ったトマト缶に水を入れる。 生ける花or葉っぱの中でいちばん短い茎に水が1㎝ほど浸かる量です。

バジル・ローズゼラニウム・ガイラルディア・ヒペリカムをブーケのように束ねる。 束ねながら、正面の位置を決めます。
この時すべての花・葉を束ねる必要はありません。 茎の短いものなど後から生ける分も少し残しておきます。
この時束ねるのは、
・ベースになる葉
・主役の花
・アクセントの実
・頭が重いもの ・・・です。 もちろん、ここで全部束ねてしまってもいいですよ!

束ねたらブーケを輪ゴムか麻ヒモで結ぶ。 これで、このフラワーアレンジの大体の輪郭ができました。

束ねたブーケをトマト缶に生け、空間の空きが気になるところ、足りない部分に残しておいた花・葉っぱなどを生けます。

全体を整えたら完成です!!
先にブーケを作っておいて、後から花や葉を入れていくので初心者でも生けられます。
明るい色のクロスやマットを敷いて窓辺に飾るとステキですよ♪ キッチンに飾る際は火の近くに置かないでください。
※高温多湿・直射日光を避け風通しの良い場所でお楽しみください。
花屋さんの花もキッチンガーデン風にアレンジ。

見づらいタテ写真でごめんなさい。><
ここからは、「自宅に庭なんてないよー。」 という方でも作れるキッチンガーデン風のアレンジをご紹介します。
生ける種類が多いといろいろ負担が多くなるので、2種類のみを使っています。
赤い実は先ほど使いきれなかったヒペリカムと、アフリカンブルーバジルです。 最初のアレンジとはまた違った印象です。

アフリカンブルーバジルは葉が緑のものと紫があります。どちらかはお好みで構いません。今回は葉が紫のタイプを使います。
このアフリカンブルーバジルは葉裏と茎の濃い紫が特徴です。細長い花穂も含めてシックで大人っぽいですね。こちらも作り方は先ほどと同じです。
キッチンガーデン風フラワーアレンジ 花屋さんの花編
キッチンガーデン風フラワーアレンジ 花屋さんの花編 ~材料~

実物:ヒペリカム(赤) 葉物:アフリカンブルーバジル(紫)
ホールトマト缶※輸入モノ 花バサミ 輪ゴムまたは麻ヒモ
※ヒペリカムとブルーバジルは生ける前に水切り(※水の中で茎を1㎝~ ほど斜めにカットする。)で水揚げをしておきます。
キッチンガーデン風フラワーアレンジ 花屋さんの花編 ~作り方~

アフリカンブルーバジルはこのようにいくつも枝分かれした状態になっています。

枝分かれしている部分を節でカットします。

カットしたブルーバジルの下葉(生けると水に浸かりそうな葉)を取り除きます。同様にヒペリカムの葉も取り除いておきます。
あとは、先ほど紹介したキッチンガーデン風のアレンジのようにブーケを作って、残った葉を最後に生ければ完成です。

ヒペリカムは実がたくさんついているので頭が重たくて生けづらいです。バジルと一緒に束ねたほうが作りやすいですよ。
トマト缶でなくても下 ↓ のように茶色のピッチャーに入れるとカントリー風なアレンジになります。^^ガイラルディアをプラスしました。

※花屋さんで購入したアフリカンブルーバジルは食べることはせずに、観賞用として楽しんでくださいね。
※高温多湿・直射日光を避け風通しの良い場所でお楽しみください。
キッチンガーデン風フラワーアレンジ ~ 作り方要点まとめ ~
庭で育てている野菜やハーブが増えすぎたり、葉が茂り過ぎるということはよくあります。 剪定や摘芯をすると処分してしまう枝や花などをお部屋に飾って再利用してみるのはいかがでしょうか?
キッチンガーデン風のアレンジの良いところは、少ない花でも作れることです。剪定した葉や枝を多めに使って、お花は1~2種類。 これだけで十分にステキなアレンジが作れます。
キッチンガーデン風のアレンジを作るには知っておいたほうがいいポイントや注意点など、作り方をおさらいしながらまとめておきます。
材料を揃える。 ~ 花・葉・器選びのポイント ~
【 花 】
・飾る花は赤や黄色オレンジなど、寒色系より暖色系でハッキリした色の「ビタミンカラー」と呼ばれる色の花を使う。
・花の種類は1~2種類で本数も少なめでよい。
・必ずしも野菜やハーブの花でなくてもよい。
【 葉 】
・オーソドックスな形の葉をベースにして特徴のある形や質感の葉を混ぜる。
・葉色が単一にならないように葉の濃い色を入れる。
――― この二点を意識すると、「緑の葉のかたまり」にならずに済みます。
【 器 】
・トマト缶に生けるなら日本語表記が入っていない輸入モノを。
・手持ちのうつわに生けるなら、バスケット・アイアンのカゴ・ピッチャー・ジャムの空きビンなど。 色はベージュ、茶色の他に白、明るいグリーン、黄色など。
小さなブーケにして束ねる。 ~ ブーケを作る時のポイント ~
葉などを数本残して最初にブーケを作ります。
【 優先的に束ねた方がいいもの 】
・ベースになる葉
・主役の花
・アクセントの実
・頭が重いもの ※数本残さずに ここで全部束ねてしまってもよい。
【 束ねずに後で生けた方がいいもの 】
・茎の短い花or葉
・目立ちにくいもの
ヨコに空間を広げたい場合もブーケに束ねるより、後から生けた方がやりやすいです。
束ねたブーケをうつわに生け、残しておいた花・葉っぱなどを空間の空きが気になるところ、足りない部分に生ける。
最後に注意点です。 ついやりがちなミスなのですが、「入れ過ぎないこと。」です。
ついついたくさん入れたくなりますが、適度な空き空間を心掛けて生けましょう。
キッチンガーデン風フラワーアレンジ ~ 補足 ~
終わりに、説明のなかで伝えきれなかったことをここに述べておきます。
キッチンガーデン風アレンジに向くおススメのハーブ・野菜
基本的に、葉や枝を水に生けてすぐに萎れなければどんな植物でもOKです。
一般的に広く親しまれているものが多いですが、
バジル・ローズゼラニウム・チャービル・フェンネル・チャイブ・ナスタチウム・ローズマリー・タイム・ケール・パセリ・イタリアンパセリ・パクチー・唐辛子・オリーブの葉・ベリー類・・・など。
赤すじのソレルも生けるとおもしろそうですが、切り花に適してるのかわかりません・・・(汗)
剪定・摘芯する際は生育に影響が出ない範囲で行ってくださいね。^^
キッチンガーデン風アレンジをもっと可愛く飾る方法3点
キッチンガーデン風のアレンジができたら、もう一工夫してみましょう。もっと可愛くなりますよ♪
1.「食べるにはちょっと・・・」な野菜も有効活用。
小さくてうまく実らなかったミニトマトや野菜なども一緒に生けると、一層キッチンガーデン感が増します♪
生けるのが難しい場合は、アレンジのそばに置いてもステキです。アレンジの下にクロスやマットを敷いて、缶のそばに野菜や実などを添えます。
もちろん買ってきた野菜を飾るのもアリですよ。海外のフラワーアレンジにも野菜を添えている写真を目にします。 例えば、小さくカットしたブロッコリー・ロマネスコ・ラディッシュ・ミニキャロット・パプリカなど・・・。
傷みや虫などの心配もありますので、撮影用に撮って写真で楽しむのもいいですね。^^
2. ウッドボックスに飾る。
小さなウッドボックスにアレンジと実った野菜を入れると収穫のキッチンガーデンアレンジになりますよ♪
用意したボックスの底にジュート麻を敷いて、ボックスからはみ出るようにジュートを垂らします。そこにアレンジを置いて、空いたスペースに収穫した野菜などをのせれば出来あがりです。
今は秋シーズンなので、落ち葉や実などの他に花屋さんで買ったおもちゃカボチャを一緒に飾ればハロウィンの雰囲気も演出できますよ♪
左の写真がジュート麻。大型の園芸店やホームセンターなどで手に入ります。右は紹介した1. 2.の参考写真。ウッドボックスではないですが(汗)
3. 花を生ける前のトマト缶に一工夫。
茶色の包装紙(花を買うと包んでくれる茶色の包み紙)を用意して、トマト缶を包みます。そこに麻ヒモorラフィアを結ぶと、さり気なさが出るので缶のむき出しが気になる場合は この方法を試してみるといいですよ。
缶は全部隠さずに、ざっくりと包んでトマトの赤を見せるといいですよ。見せたくない日本語表記を隠すのにも有効です。。。 また、ジュート麻を使うのもおススメです。
どれも簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね!
終わりに・・・。
「 花と雑貨を可愛く飾るブログ 」 今回はキッチンガーデン風のフラワーアレンジを紹介させていただきました。
今回は、サッと紹介して短く終わる予定だったのですが、思いのほか長文記事になってしまいました・・・(汗) お楽しみいただけたらいいのですが。。。
次回も楽しんでいただけるようにがんばります!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
それでは、また覗きに来てやってください。^^
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