こんにちは! 冬なっつ です。 冬と夏をあわせて冬なっつ・・・笑
「冬なつ」 とでも呼んでくださいね。
当ブログを見に来てくださってありがとうございます♪
今回は、ラナンキュラスのドライフラワーを色別に3色ご紹介します。
色は、黄色・オレンジ・赤です。



【 ラナンキュラス の生花写真 上から黄色・オレンジ・赤 】
透けるように薄い花びらが幾重にも重なる姿が魅力的な春の花ラナンキュラス。
お好きな方も多いのではないでしょうか?
ラナンキュラスの良い所はたくさんありますが、あえて3つ挙げるとしたら
・花持ちが良く華やか
・バラよりも安い
・種類が豊富
・・・といったところでしょうか。なんとも有り難いお花ですよね^^
昔は、バラ以外に春の花でこれほど存在感のあるお花は少なかったのですが、ここ数年でラナンキュラスの品種改良が劇的に進み、華やかで美しいラナンキュラスが次々と登場しました。中にはバラを凌ぐほどにゴージャスなラナンキュラスもあります。(ゴージャスなのは高い。。)
ゴージャスで値段の高いもの以外でも、お部屋に飾るのにピッタリなラナンキュラスはたくさんあります。1本飾るだけで空間がパッと華やかになりますよ♪
もちろんドライフラワーにしても楽しめます^^
ラナンキュラスをドライにすると、生花とはまた違った紙細工のように繊細な姿に変身します。
手作りにも使えます。アレンジやリースにもいいですが、スワッグがおススメです。
ラナンキュラスは冬から春の気温の低い時期にかけてよく出回るので、ドライフラワーにするならエアコンのある暖かい部屋で乾かしてください。
逆さ吊りにして乾燥させれば作れますので、ぜひためしてみてくださいね♪^^
生花・ドライフラワーでも楽しめる ラナンキュラス の魅力
こちらが、ドライフラワーになったラナンキュラスの写真です。(黄色・オレンジ・赤の順で表示しています。)



生花のラナンキュラスよりボリュームダウンはしますが、ドライならではの美しさがあります。とくに3段目の赤は色がボルドーのような色合いでステキです!!!
黄色やオレンジも色がハッキリと残って存在感ありますよね♪
ラナンキュラスのドライフラワーはそんなに難しくありません。。。よほどの湿気や低温な環境で乾燥させないかぎり、失敗なくドライフラワーにできますよ^^
秋冬に作るドライフラワー全般に言えることですが、湿気や高温のない秋冬にドライを作ると春から初夏までは色が変わらずに楽しむことができます。
生花でもドライでも楽しめるラナンキュラス。まだ寒いうちに思いっきり楽しみましょう^^♪
※下にスクロールすると、さらに詳しく写真付きでドライフラワーの紹介をしています。
ラナンキュラス について ~ 生花の出回り時期・価格・選ぶときの注意点など ~



【 生花の写真再び。上から黄色・オレンジ・赤 】
ラナンキュラスはキンポウゲ科のキンポウゲ属。原産地は広く、地中海沿岸・ヨーロッパ南東部・中近東です。和名は「ハナキンポウゲ」と呼ばれています。
球根植物なので庭で咲かせることもできます。秋に球根を植えれば春にお花が咲きます。こんな存在感のあるお花が庭で咲いたらお庭もいっそう華やかになりますね♪
花屋さんでは「ラナンキュラス」または「ラナンキュラス + 品種名」の状態で表示されています。
たまに品種名だけしか書いていないときもあって、「いや、それはどうなの?」って思うこともしばしば。ラナンキュラスだと判断しづらい種類もあるのに品種名だけっていうのは・・・。
ちょっと誤解を生むのではないでしょうかね~(汗)
ちなみに今回の写真の花は品種名がわかりません・・・(T_T) 花屋さんで聞いてもわからないとのことです。
品種名なしの状態で流通してる花もあるので調べようがないのですが、おそらくとてもオーソドックスでポピュラーなものだと思います。。。
ラナンキュラスは、12月 ~ 4月にかけて出回りますが、2月~3月がいちばん多く種類も豊富に出回ります。4月にも売っていますが数が減り、あまりいい状態のお花は少ないです。買うなら気温の低いうちに買いましょう。
値段は、1本¥200 ~ ¥400くらいで安いものは¥200以内で買えます。珍しい品種のお花はもっと高くなります。日持ちは1週間ほどが目安です。
色は赤・オレンジ・黄・ピンク・白・紫・緑などですが、最近は珍しい色や形の花が本当にたくさんあります。
種類を挙げるとキリがないのですが、モロッコ マシェ シャルロット Mシリーズ ポンポン咲き ラックスシリーズ などなど・・・いま挙げたのは一部の「シリーズ名」なので、各シリーズの中にまた数種類のラナンキュラスが存在しています。。。
ボリュームが欲しいときは、ポンポン咲き・シャルロット・大輪咲きのものが良いですね!(モロッコにも一部大輪タイプがあります。)
ラナンキュラスを買うときは、茎が太くしっかりしたものを選んでください。茎が細すぎると花の重さに茎が耐えられず、折れたり曲がったりしてしまいます。
花は つぼみが少し開きかけているものを選んでください。つぼみが硬すぎるとうまく開かない場合があります。また、飾る部屋の温度が低すぎると花がなかなか開いてくれません。
枝分かれして付いている硬い小さなつぼみは まず咲きません。必要ない場合はカットして取り除きますが、味わい深いのでこのまま楽しんでも良いと思います。^^
茎は斜めにカットして水の吸い口を広くし、花びんの水の量は浅めに入れましょう。ラナンキュラスは球根植物なので茎が腐りやすいのです。
腐りやすいということは、茎の切り口も劣化しやすいということです。
水替えの際も、茎の切り口を少しカットしてください(もちろん斜めに。)もし茎にヌメリがあれば洗い流しましょう。
【写真多数】ラナンキュラス のドライフラワー 黄色・オレンジ・赤



【ドライの正面アップ写真 】 黄色・オレンジ・赤の色がハッキリと残っていますね。
とくに赤はドライになるとシックなボルドーカラーになりました。滅茶苦茶カッコよくないですか!?
ドライになったラナンキュラスは薄い紙細工のように繊細ではかなげです。ドライを手で持ってみるとわかりますが、生花のときよりものすごく軽~くなってます。ちょっとビックリしますよ。。。
少しの風で花びらの外側がふわっと風になびいて別の花のようです。ただ、外側の花びらがとれやすいので扱いには注意が必要です。 そっと丁寧に、衝撃や強い風には気を付けてください。
次に茎の部分は、乾くとちょっと強度が少ないです。。。時間とともに茎が曲がってしまう恐れがあります。
茎の色はほど良い緑ですが、時間がかかりすぎると茎の緑色があせてしまいます。とくに太い茎を乾かすときは早く乾かしてください。茎って意外と目立つんですよ・・・。
それから、花の下についているガクの部分ですが、これも手作りなどで扱うときにポロッととれてしまうことがあります。
このガクが全部とれてしまうと花びらが抜け落ちやすくなるので、ガクをなるべく落とさないように注意しなければなりません。
――― こうして書いてみるとなんともデリケートなお花ですねぇ・・・ (/ω\)
ドライにすることによって生花のときより大きさはふた回りほど小さくなってしまいます。
乾燥による縮みと開いた花がすぼまり気味になるという2つの要因で、乾くと「ちっさ!!」となります。
ドライフラワーにするなら、なるべく花を開かせてから乾燥させたほうが見ばえが良くなります。花が充分に開いていない状態で乾燥させると、「つぼみドライフラワー」になって残念な思いをすることになります。
または、大きいサイズのものをドライにすれば、縮みはありますが元が大きいので乾いてもボリュームのあるお花になります。 ただ、大きい分 乾かすのに時間が掛かります。
ラナンキュラスは、水分の多い球根植物のせいか茎の水分が多く、花びらよりも茎を乾かすのに意外と時間が掛かってしまいます。
冬のエアコンなしの部屋で乾燥させて、ドライになるまでに掛かった日数は約1ヶ月です。(長い!!)エアコン有りの部屋なら乾燥時間がもっと短くなりますよ。



【ドライの左斜め写真 】 写真の黄色とオレンジは右側の花が三角形のような形をしています。花が小さいラナンキュラスのドライにはこのような形状に仕上がるときがありますが、これもラナンキュラスのドライならではの特質ですね。



【 ドライの全体写真 】 ラナンキュラスの横顔もステキです。。。茎の緑がいいカンジですね。黄色の茎の写真は洗濯バサミで挟んだ潰れ跡が一部ありますね・・・なんでこんなところ挟んだんだろ(汗)



【 器に挿して飾った写真 】 器に挿すとこんなカンジに。。。2輪でも華やかです。お部屋がパッと明るくなりますよ!
今のところ花首や茎が垂れたりすることはありません。ただ、時間とともに少しずつ茎が下向きに曲がってきてしまいます。 また、湿気にはくれぐれも注意してくださいね!!



【 ドライから1ヶ月後の写真 】 ドライ完成当初とあまり変化はありません・・・。
黄色の写真(右)の花首が垂れているように見えますが、これは
元から少し茎が曲がっている + 花の向きが完成写真と違う のが原因でこのように見えているだけです。もっと考えて写真撮るべきでしたね(汗) まぎらわしくてすみません。m(_ _)m



【 ドライから2ヶ月後の写真 】 鑑賞するには まだまだ大丈夫です。



【 ドライから5ヶ月後の写真 】 黄色はがんばってますが、オレンジと赤はくたびれて花首が下に曲がってきています。(3色とも保存場所は同じです。)
黄色・オレンジはちょっと色褪せがありますね。赤は色が濃いせいか、そんなに色褪せは気になりません。
写真ではすでに7月(!!)です。春になり気温と湿度の上昇によって劣化が進んでいくので、さすがに5月あたりが見納めかと思います。虫の心配もありますしね。。。
最後に5ヶ月後の花のアップ写真も載せておきます。



【 ドライから5ヶ月後の花のアップ写真 】花色だけ見ると、7月でも意外にキレイですね。
ラナンキュラス のドライフラワーを作ってみた感想
・ 乾くと軽くなって生花とは別の姿に変わります。紙細工のような繊細な質感が楽しいです。^^
・ エアコンなしの部屋で乾燥させたので、ドライ完成まで時間が掛かりました。(汗)
・ 繊細な分、取り扱いには気を付けなければいけません。とくに手作りに使う場合は花びら・ガクの落下に注意。落ちたらグルーガンorボンドで接着させてください。(花びらの接着はボンドのほうがキレイです。)
・ ラナンキュラスのドライを保管するときは逆さ吊りで保管すると花の型崩れが防げます。
ラナンキュラス を楽しむには ~ まとめと補足 ~
ラナンキュラスを楽しむにあたり、生花で楽しむ場合とドライフラワーにして楽しむ場合の二通りの楽しみ方を まとめ + 補足しました。
今回は文章の量が多くなっています。。。(汗)
お伝えしておいたほうが良いことがたくさんあったので、すべて書いていたら長文になってしまいました。(/ω\)
お役に立てれば幸いです。
生花の場合
・ラナンキュラスの出回り時期は12月 ~ 4月ですが、2月~3月が種類も多く出回ります。4月に売っている花は数が少なく、あまりいい状態のお花も少ないです。買うなら気温の低いうちに買いましょう。
・値段は、1本¥200 ~ ¥400くらいで安いものは¥200以内で買えます。珍しい品種のお花や大輪の花は値段が高くなります。花の日持ちは1週間ほどです。
・色は赤・オレンジ・黄・ピンク・白・紫・緑などですが、オーソドックスなものから珍しい色・形・大きさの花がたくさん出回っています。具体的には、モロッコ マシェ シャルロット Mシリーズ ポンポン咲き ラックスシリーズ etc・・・です。
・ ボリュームのある花が欲しいときは、ポンポン咲き・シャルロット・大輪咲きのものがおススメです。(モロッコにも一部大輪タイプがあります。)
・球根植物なので庭で咲かせることも可能です。秋に球根を植えれば春にお花が咲きます。
・ラナンキュラスを買うときは、茎が太くしっかりしたものを選んでください。茎が細すぎると花の重さに茎が耐えられず、折れたり曲がったりしてしまいます。
・花は つぼみが少し開きかけたものを選んでください。つぼみが硬すぎるとうまく開かない場合があります。また、飾る部屋の温度が低すぎると花がなかなか開いてくれません。
・枝分かれして付いている硬い小さなつぼみはまず咲きません。必要ない場合はカットして取り除きます。
・茎は斜めにカットして水の吸い口を広くして、花びんの水の量は浅めに入れましょう。
・球根植物は茎が腐りやすいため、茎の切り口も劣化しやすいです。水替えの際は、茎の切り口を少しカットして(切り口は斜めにカット)切り口を新鮮にしてください。もし茎にヌメリがあれば洗い流しましょう。
ドライフラワーの場合
・ 逆さ吊りの自然乾燥で作れます。(※極端な低温は除く)冬なつの場合はエアコンなしで1ヶ月でしたが、エアコンがあればもっと早く乾きます。
・ 乾燥すると紙細工のように繊細ではかなげな姿になります。大きさもふた回りほど小さくなりますが、花びらの枚数が多いので華やかさがあります。
・ 外側の花びらがとれやすいので扱いには注意が必要です。 そっと丁寧に、衝撃や強い風には気を付けてください。また、花の下のガク部分もとれやすいです。ガクが全部とれると、花びらが抜け落ちやすくなります。
・ 茎は乾燥すると強度があまりないです。生花のときに茎が太くてしっかりとしたラナンキュラスを選ぶといいですよ。
・ 手作りなどで茎の長さが不要な場合は、乾かす前に茎をカット(必要な長さの分は残す)して乾燥させると乾燥時間が短縮できます。
・ラナンキュラスをドライフラワーにするなら、生花の花の開き具合で仕上がりに大きく影響がでます。花の閉じすぎ・開きすぎに注意して花が開いた状態で乾燥させましょう。生花写真のオレンジ・赤ぐらいの開き具合が良いですよ。
・ 毎回言っていることですが、花が新しいうちに早く作ることをおすすめします。古くなった状態で乾燥させると、仕上がりに悪影響がでます。良いドライフラワーは良い状態のお花から作ることが大事です。
・ ボリュームや大きいドライが欲しいときは、大輪咲き・ポンポン咲きなどを選んでください。その代わり大きいので乾かすのに時間が掛かります。(モロッコには大輪タイプもあります。)
・ 手作りにも使えますが、繊細な花なので取り扱いには注意が必要です。アレンジやリースにも良いですが、とくにスワッグは逆さ吊りの状態で飾るので、茎が弱く繊細な花にはあまり負担がかからない飾り方ですね♪
※注意 逆さ吊りで自然乾燥させる作り方は、ドライフラワーが失敗なく100%キレイにできることを約束したものではありません。 ご了承ください。 m(_ _)m
終わりに・・・
――― ここでお知らせですが、
今回から、「ドライフラワー ・ビフォー・アフター」の表記をやめました。。。
理由はただ、 長いから。。。 ただそれだけです。
内容は何も変わっていませんので、今後とも何とぞよろしくお願いします。m(_ _)m
これからもステキなドライフラワーをたくさん紹介していきますね!!^^
――― 誤解のないように言っておきますが、
冬なつは、ドライフラワーを半年以上ずっと飾り続けているわけではありません。。。
撮影が済んだら、 湿気のない部屋に保管。→ 撮影日が来たら出して撮影。→ 次の撮影まで保管 という流れで記事の写真を作っています。
「この冬なっつてヤツは、半年間ずっと同じドライフラワー部屋に飾ってんの!? (;゚Д゚) 」とか思われたらとちょっと・・・キツいので(汗)
本当はドライを花びんに挿したまま時間経過とともに撮影したほうが、もっと説得力があるのですが、さすがにそれは、それは無理!!! (T_T)
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
それでは、また覗きに来てやってください。^^
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